コミックと言うほどでも無いのですがまとめてみる。


【周泰さんと甘寧さんのとある一日。】




AM05:30

熟睡してやがんな…どーすっかな…。

軽く身じろきしたところで周泰の深い呼吸は変わらず。
寝返り一つ打つのにも、長い腕が腕ごと抱き込んでいて侭成らない。

「幼平、起きろ」

この言葉で周泰が起きたのは丁度一刻後。
二発の平手と肘鉄。
寝台から蹴り落とされた時だった。


AM07:45

「動くなっつってンだろ?」

何度この言葉を言えば良いのか。
物わかりが悪いという以前に話を聞いていないようだ。
共に在る時は視界に自分が居ないと落ち着かないのか、
必ず正面か横に居る。
今も真正面に居座っている。
髪を結っているのにも関わらず。
結びにくい事この上ない。
それでも図体のデカい男が嬉々として髪を結われているというのは面白く。
「ったくよー」
しょうがなさを装って髪に触れてやるのだ。


PM15:30

「…っ!?」
指が切れた。
弓の弦に小さな砂利が残っていたらしくこのザマだ。
手当てする程の物でもなく、清潔な布と水を持ってこようとする部下を顎先の動きで制す。
「こんなモン舐めときゃ治る。戻れ。」
江賊の頃からの部下だ。
心得ると頷きの後に素早く行動に移…らない。
何やら背後をまじまじと見て立ち止まっている。
「…なんだ?」
視線を肩越しに移せば黒い影。
影が伸びると腕を掴まれ、気付いた時には舌が這っていた。

…そりゃまあ確かに舐めときゃ治るっつったけどよ…。

どうなんだ、と溜息混じりに一人ごちると部下の姿は其処には無く。
在るのは気遣わしげにしている黒い影。
「手当してくれンだろ?」
顎をしゃくると歩き出し、足下に掛かる影の動きで付いてくるのがわかった。
どうせ包帯を結ぶのも覚束ないだろうから。
精々、念入りに消毒でもしてもらおうか。




PM19:15

当然のように自邸にまで付いてくるのを気にした様子もなく。
調理場に入ると豚を絞める。
興味津々と言った様子で甘寧の手元を覗き込んでいた周泰が眉を潜める。
「お前、コレ喰えねェのか?」
問えば素直に頷く。
「これは?こっちはどうだ?そっちのは?」
頷く。首を振る。首を振る。
どうやら人参と香草が苦手らしい。
薄い味もだめ。魚も生はだめ。
どこのお姫ぃさんだよ。
乳臭ェ事言ってンじゃねェと睨め付ければ、
お前が食べろと言うなら食べるとぬかしやがる。
青い顔をして、だ。
舌打ちを誤魔化して忙しく手元を動かしていると後ろからのし掛ってくる。
「邪魔はしない」
腰に腕回されてるだけで十分邪魔だ。
懐いてくるのを横目で睨みながら菜箸で橙色の野菜をつまむ。
「お前ェ、ちょっと味見してみろ。」
橙と周泰が数瞬睨み合うが、次には口内に入れて咀嚼していた。
「どうだ?」
「甘い」
ああ、まあそうだろう。
もっと寄越せと腕を窄めるから仕方なく菜箸を動かす。
結局、夕餉は調理場で食べ終えた。



AM23:55

寧「…?オイ、どうした?」
泰「………」
寧「オイ…?」
(不意に抱き付く周泰)
寧「ぅおっ!?」
泰「…気持ち悪……っ、」
寧「!!!!!(ひぃっ!)」
泰「う゛ぅ゙…」
寧「オ、オイ…頼むから俺のトコに吐くンじゃねェぞ?聞いてンのか?おい…ぉおい!!」
泰「エ゙レ゙エ゙レ゙…」
寧「ギャーーーーーーーー!!!」

夜も更けて二人で酒盛り。
でも周泰は酒弱いので。
飲むと毎回毎回甘寧のお世話になってるとかいないとか。
そんなこんなで泰寧のとある一日完!!